売買差益が発生しないと儲からない??

中古ワンルームマンション売却による損益分岐点

結論:2017年に1900万円で購入した中古ワンルームマンションを2025年に同額の1900万円で売却した場合、売買による損益はほぼ均衡点となる。 理由:売却金額が購入金額と同額であるため、単純な売買差益は発生しないからである。 具体例:1900万円(売却金額) - 1900万円(購入金額) = 0円(売買差益)。ただし、実際の手取り金額を算出するには、ローンの残高や売却にかかる諸費用を考慮する必要がある。 結論:したがって、この中古ワンルームマンションの売却における売買損益は、表面上はゼロとなる。

売却による手取り金額の算出

結論:上記の売却事例において、ローンの残高と売却にかかる諸費用を考慮した手取り金額は約560万円となる。 理由:売却金額から、売却時点でのローン残高と売却にかかる諸費用を差し引くことで、実際に手元に残る金額を算出できるからである。 具体例:1900万円(売却金額) - 1320万円(借入残高) - 20万円(諸費用) = 560万円(手取金額)。この金額から、さらに売却によって発生する税金を納める必要がある。 結論:したがって、この中古ワンルームマンションの売却による税引き前の手取り金額は560万円となる。

投資期間中の自己資金と維持費

結論:この中古ワンルームマンションの投資期間中に投じた自己資金と維持費の合計は約200万円となる。 理由:購入時の自己資金、購入時の諸費用、そして8年間の固定資産税の合計額を算出することで、投資に要した総資金を把握できるからである。 具体例:100万円(購入時の自己資金) + 60万円(購入時の諸費用) + 40万円(固定資産税8年分) = 200万円(投資総資金)。この金額は、運用益を算出する際の重要な要素となる。 結論:したがって、この中古ワンルームマンションの投資には、合計で約200万円の自己資金と維持費が費やされた。

購入時と同額売却による運用益

結論:購入時と同額で売却した場合でも、ローン返済が進んだことにより、約360万円の運用益が得られた。 理由:売却による手取り金額から、投資期間中に投じた自己資金と維持費の合計額を差し引くことで、実際に得られた利益を算出できるからである。 具体例:560万円(手取金額) - 200万円(投資総資金) = 360万円(運用益)。これは、物件の価値が変動しなかった場合でも、ローン返済によって資産が増加したことを示す。この金額から、さらに税金を納める必要がある。 結論:したがって、この中古ワンルームマンションは、購入時と同額で売却されたにもかかわらず、約360万円の運用益を生み出した。